的確な診査診断で
理想のゴールへ

的確な診査診断で理想のゴールへ

矯正治療には患者さんご自身の協力が必要不可欠です。
しかしせっかく患者さんが頑張ってくださっても、道筋となる診断・治療計画・予測が適切にできていなければ、理想のゴールにたどり着くことはできません。
そんな重要な診査診断を的確に行うために、倉敷のふくしま矯正歯科では通常のレントゲン撮影、口腔内・顔面写真撮影などのほか、咬み合わせ、悪習慣などの検査も実施しています。
また、その検査結果を、専用の診断ソフトを用いながら詳細に分析します。そして、専門的な知識・技術・経験を元に診断し、いくつかの治療方針、予測される歯や口元の変化、治療にかかる期間など矯正治療のゴールを明確にすることができます。

当院で行う精密検査

X線写真撮影

X線写真撮影

頭部X線規格写真(セファロ)
「セファロ」とは、「頭部X線規格写真」と言われる一定の規格に基づいて撮影されるレントゲン写真です。 顔の骨格、噛み合わせの状態などを調べるとともに、初診検査時から治療中・治療後を正確に比較できる特殊な撮影方法で、長期に渡る矯正治療において不可欠と言えます。
当院では撮影時間が1.0秒以下のワンショット撮影ができる機種を採用しています。そのため、患者さんの体動による影響がなく、快適に撮影ができます。また、撮影時間の短縮によって被爆量を低減します。
パノラマ
パノラマ
正面から口腔全体の歯列を撮影するレントゲンです。
口腔内写真・顔面写真撮影

口腔内写真・顔面写真撮影

治療前・途中・治療後の経過を観察するために、お口の中と、歯並びによって影響を与えられている顎顔面の写真を撮影します。
口腔内は正面・左右・上下顎など計7枚、顔面は計6〜10枚を記録しています。
顎態石膏模型

顎態石膏模型

歯医者に行かれた際、色の付いたシートを「噛んでください」と言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは咬み合わせの検査なのですが、食事で噛んでいる時とリラックスした平常時では顎の位置が異なることも多く、この検査のみで ”正しい咬み合わせ” を把握することは困難です。
そして咬み合わせの位置が正確に分析されずズレたままでは、矯正治療を終えた後に顎の痛み・不快感などのトラブルが生じる可能性があります。
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より正確に咬み合わせの状態・機能を把握し分析する上で、歯型の石膏模型が活躍します。
模型には様々な種類があり、中でも矯正治療で多く使用されるのは2種類、歯や歯列の形態を観察するための一般的な「平行模型」と、歯列の上下・左右・近遠心的な位置や咬合平面の傾斜まで観察できる「顎態模型」に分かれます。
倉敷のふくしま矯正歯科では、現在の噛み合せの状態や、顎の関節の動きを客観的に再現し、顎と下顎がどのようについているかを動的・3次元(立体)的に確認することが出来る、実際の顔面の形態に近い「顎態模型」を作製し分析・診断しています。
平行模型と比べて作製の手間はかかりますが、その分、咬み合わせ・顎関節を客観的に再現しより多くの情報を得られます。

CT撮影

CT撮影 ※必要に応じて

二次元のパノラマ・セファロレントゲン写真と違い三次元での立体的な解析ができるため、より正確・精密な状態の確認が可能になります。
矯正治療では、歯が動いたことを見て確認できるのは「歯冠(歯の見えている頭の部分)」ですが、それは目に見えない「歯根(歯の根っこの部分)」が「骨の中」を動いた結果です。歯を理想の位置に動かしたいと考えても、歯根は骨の中でなければ上手く動きません。無理に動かすと歯根や骨を痛めてしまう(歯根吸収、歯槽骨吸収、歯肉退縮)リスクが増えてしまいます。CTによって骨の形・厚み、歯根の長さや形・位置を把握することにより、無理な動かし方にならないかを確認することが出来ます。
他にも、歯科矯正用アンカースクリューの設置場所や「埋伏歯(顎の骨の中に埋まっていて生えてこない永久歯)」の位置を把握するためにCTが有効です。
悪習慣

悪習慣

「矯正治療で歯並びを治したのに、元に戻ってしまった」といった経験をされたり、耳にされたことはありませんか?いくつか原因があげられますが、悪癖や習慣もその中の一つです。
これらは治療後の後戻りだけでなく、悪い歯並び(不正咬合)のそもそもの原因にもなり得ます。しっかり検査・問診することで診断に役立てると共に、治療後の後戻りをなくせるよう適切に指導しトレーニングすることで悪癖・習慣を改善していきます。

こんな癖・習慣はありませんか?

  • 指しゃぶり
    上下の前歯に負担がかかり、口が閉じにくくなり、出っ歯や開咬(上下の歯の間が閉じない)の原因になることがあります。赤ちゃんの頃は問題ありませんが、3歳を過ぎても日常的に指しゃぶりをしている場合は要注意です。
  • 口呼吸(口がポカンと開いている)
    顎が下がることで舌の位置も下がり、上顎の成長を阻害し、結果 咬み合わせにも影響します。また口内が乾燥することで細菌が繁殖しやすいため、虫歯や歯周病リスクを上げてしまいます。
  • ほおづえ
    日常的に行っていると顎に負担がかかり、下顎の成長を阻害したり、咬み合わせがズレたりします。顎関節症にも繋がります。
  • 爪を噛む
    硬い爪を噛んでいると歯や歯ぐきに負担がかかります。口腔の正常な発育を阻害したり、歯並びを乱すことも。
  • 食べ物をあまり噛まずに飲んでしまう
    しっかり噛まずに飲み込んでしまうと、噛む力が顎に伝わらず歯や顎の正常な成長を阻害することがあります。また消化器官に余分な負担がかかったり、栄養の吸収にも悪影響と言えます。
  • やわらかいものばかり食べる
    噛む回数が少ないやわらかいものばかり食べていると、顎への刺激が伝わらず筋肉が充分に発育できません。お子さまの場合は、永久歯が正常に生えない原因になることもあります。
  • 唇を噛む
    口の動きが不自然になり、顎の発育に影響を及ぼすことがあります。
  • 歯ぎしり
    歯や顎に大きな負荷がかかってしまい、上下の歯がすり減って咬み合わせが悪くなったり、出っ歯の原因になることがあります。
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また、舌で歯を押したり、上下の前歯の間舌を挟む、舌を出したりする「舌癖」も不正咬合・後戻りに大きく関係しています。本来、舌には理想とする置き場所があります。舌癖によって舌の正しい位置・使い方がなされていないと、出っ歯や受け口、開咬になりやすい傾向にあるほか、口腔内の筋力が正しく発育されずにサ行・タ行などが舌足らずな発音になる事もあります。
倉敷のふくしま矯正歯科では、そんな正しい舌の位置や、口唇・舌・頬などの筋肉の正しい使い方・機能を身につけて頂くためのトレーニング「MFT(口腔筋機能療法)」を指導し、不正咬合の原因を解決・矯正治療後の後戻りを防止します。

ご納得いただけるまで
丁寧にご説明

ご納得いただけるまで丁寧にご説明

矯正治療に関して治療期間・費用・メリットやデメリットなどたくさんの疑問や不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
当院では、そんな疑問や不安を抱えている方々に安心して納得のいく治療を受診していただけるよう、コミュニケーションとカウンセリングを大切にしています。
医院側で決めてしまうような一方通行な治療ではなく、患者さんにしっかり理解していただいた上でご自身にとっての最適な選択をしていただけるように、矯正歯科治療を専門に行う院長が、検査結果とこれまでの経験をもとに治療方法をご提案。患者さんの現在の状態、それぞれの治療法のメリット・デメリットなどをわかりやすく丁寧にお伝えすることを心がけています。

一人ひとりに最適な治療方針

治療計画をわかりやすく提示

治療計画をわかりやすく提示

患者さん自身が納得したうえで治療に進められるよう、検査結果をもとに歯の状態や治療方針などを専用のカウンセリングソフトを使って分かりやすく説明させていただきます。
矯正治療では、さまざまな装置や手法が開発されており選択肢も増えてきています。その中で、患者さんの状態によっては希望に沿わない治療法になることもあります。例えば、見えない・非抜歯・短期間などの治療法はとても魅力的にも思えますが、全ての患者さんに適用できるのではなく、人によっては大きな危険が伴なう場合もあります。間違った治療法で後悔しないためにも、適さない治療法に関しては出来ないとリスクなどを挙げて正直にお伝えします。
また、多くの方が気にされる審美面以外にも、噛み合わせなどの健康面でも改善点があればご提案いたします。

主な
説明内容

  • 治療の目的
  • 治療を行う上でのリスク
  • 治療の期間
  • 使用する器具と注意点
  • 治療方法別のメリット、デメリット など

抜歯を回避するリスク

抜歯を回避するリスク

矯正治療について調べていると「非抜歯矯正」を謳っている医院を目にした方も多いのではないでしょうか。
「非抜歯矯正」は歯を抜かずに歯列を広げることで歯をきれいに並べる治療になります。しかし、この治療法は必ずしも誰でもできるわけではなく、人によっては歯茎が後退し口元が出たり、治療後に後戻りしやすくなるなど、不適切な非抜歯治療により大きなリスクを伴う場合があります。
健康な歯は誰だって残しておきたいものですが、生涯健康な歯を手に入れるためにも、今、慎重に治療方法を選択することが大切になってきます。

非抜歯治療の
デメリット

  • 適応できる症例が限られる
  • 口元が出っ張ることがある
  • 口呼吸により治療後に後戻りしやすくなる
  • 無理に歯を広げることで歯茎に負担がかかり、歯周病のリスクが高まる

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用

矯正歯科治療は、歯並びと口元の見た目の改善だけでなく、咬み合わせ等の機能の改善が出来るメリットの一方で、矯正歯科治療に伴うリスクや副作用があります。以下に、日本矯正歯科学会から注意喚起されている矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用を示します。

  • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1・2週間で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

(引用:日本矯正歯科学会HP)

全てのリスクや副作用が生じるわけではありません。逆に、他にも予想出来ないリスクや副作用が起きる可能性もあります。当院では、症状に応じて、リスクや副作用を考慮した治療方針を提案し、注意しながら治療を進めますが、リスクや副作用を完全に防ぐことは出来ません。ご理解の上、矯正歯科治療の開始を判断していただきますよう、お願いいたします。

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診療時間

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平日の不定休あり(主に月曜日や火曜日)

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  • 080-3827-8582
  • お問い合わせ

セールス・営業目的の電話・メールは固くお断りいたします。

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